主婦湿疹の治療と対策

20代(だい)頃(ごろ)から始まり(はじまり)、主に(おもに)女性(じょせい)の利き(きき)手の指(てのゆび)を中心(ちゅうしん)にみられる肌(はだ)のトラブルを、「主婦(しゅふ)湿疹(しっしん)」あるいは、「進行性(しんこうせい)指(ゆび)掌(てのひら)角(かく)皮(がわ)症(しょう)(しんこうせいしょうかくひしょう)」と呼び(よび)ます。過度(かど)の水仕事(みずしごと)や外的(がいてき)刺激(しげき)などによって、利き(きき)手の指(てのゆび)の背面(はいめん)、側面(そくめん)に湿疹(しっしん)が生じ(しょうじ)ます。肌(はだ)トラブルを起こし(おこし)ているのが、手指(しゅし)に限ら(かぎら)れ、特に(とくに)利き手(ききて)側(がわ)に湿疹(しっしん)が出(で)やすいこと、水仕事(みずしごと)によって、また冬(ふゆ)になると悪化(あっか)することが、特徴(とくちょう)であり、診断(しんだん)の目安(めやす)とされます。パッチテストで何らかの(なんらかの)接触(せっしょく)原(ばら)が特定(とくてい)された場合(ばあい)は、接触性(せっしょくせい)皮膚炎(ひふえん)と診断(しんだん)されます。治療(ちりょう)乾燥(かんそう)型(がた)と湿潤(しつじゅん)型(がた)にわけられ、乾燥(かんそう)型(がた)の場合(ばあい)は、5パーセントサリチル酸(さりちるさん)ワセリン、尿素(にょうそ)軟膏(なんこう)、ハンドクリームが用い(もちい)られます。炎症(えんしょう)症状(しょうじょう)がみられる湿潤(しつじゅん)型(がた)や症状(しょうじょう)の強い(つよい)場合(ばあい)は、副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン薬(やく)(ステロイド薬(やく))を外用(がいよう)します。亀裂(きれつ)がみられる場合(ばあい)は、テープ剤(ざい)で副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン薬(やく)を含ん(ふくん)だものを貼る(はる)方法(ほうほう)がとられることもあります。主婦(しゅふ)の方々(ほうぼう)にとって水仕事(みずしごと)は避け(さけ)られないものです。しかし一般(いっぱん)に水仕事(みずしごと)などの外的(がいてき)刺激(しげき)は、症状(しょうじょう)を悪化(あっか)させ、皮膚(ひふ)の乾燥(かんそう)する冬(ふゆ)になると亀裂(きれつ)が生じ(しょうじ)て家事(かじ)ができなくなってしまいます。洗剤(せんざい)の使用(しよう)濃度(のうど)に注意(ちゅうい)し、ゴム手袋(てぶくろ)を使用(しよう)するようにします。調理後(ちょうりご)にはしっかりと手(て)を洗い(あらい)、ハンドクリームをつけることを習慣化(しゅうかんか)します。薬剤(やくざい)をつける場合(ばあい)も、すりこんで刺激(しげき)を与える(あたえる)ことのないようにします。トラブルが起き(おき)ている部分(ぶぶん)だけにつけるようにします。また、水仕事(みずしごと)以外(いがい)でも裁縫(さいほう)などは布地(ぬのじ)が刺激(しげき)となって肌(はだ)トラブルの原因(げんいん)となることがあるので注意(ちゅうい)します。

肌 トラブル

20代頃から始まり、主に女性の利き手の指を中心にみられる肌のトラブルを、「主婦湿疹」あるいは、「進行性指掌角皮症(しんこうせいしょうかくひしょう)」と呼びます。過度の水仕事や外的刺激などによって、利き手の指の背面、側面に湿疹が生じます。

肌 トラブル